出産振り返り:帝王切開(39w0d)
結局、帝王切開になるならば誘発の意味はなかったんじゃないのか・・・
というぼやきに対して、先生と看護師さんからは、予定帝王切開等で一度も誘発をしなかった場合と比較して、胎児にオキシトシンでストレスをかけているため呼吸が整いやすいという説明をいただきました。
本来は陣痛により胎児にストレスがかかって、呼吸を整えるという効果もあるんだと学びました。人間の身体はよくできてるよなぁと感じます。
私の主治医の先生は結構若いのですが、産科医になるには色んな動機があると思うけど、病気ではなく産み出すという(たぶん)唯一の科だと思うので、そんなところに魅力を感じていたりするのかな とか想像です。
12月16日(金)15:30より緊急帝王切開となりました。
手術室、緊張して直前に涙が出てきてしまいました。夫も立ち会って、手術台に横たわっている私の横に座ってくれてました。
手術中、特に切られているという感覚はなかったのですが、なぜか右側の肋骨が痛くて、吐き気にも見舞われてしまい、吐きそうですと申告。
吐き止めを投与してもらいました。
<15:40 第一子 男の子誕生! 2614g>
鳴き声が少ししか聞こえず、少し呼吸がうまくいってないようで小児科の先生による処置後、酸素濃度の高い保育器に入れられました。
横目で見える小さな足が青くなっているように見えて、何度も夫に大丈夫か聞いてました。
夫は私を安心させるためか、「大丈夫、動いてるよ」と何度も答えてくれました。
<15:41 第二子 女の子誕生! 2640g>
元気な元気な鳴き声が聞こえました。胸の上にカンガルーケア。まだ母になった実感がなく、手術中の自分のことでいっぱいいっぱいでした・・・弱い母でごめんね。
手術後、痛みのためか血圧が高くなってしまい意識が朦朧として、女の子を見せてくれた夫にも元気に応えることができず、結構つらかったです。
血圧を低くする薬を飲ませていただいて、徐々に楽になってきました。
それから、1時間おきに悪露を出すために子宮を押されるというのが、これまた激痛で看護師さんから「ごめんね、ごめんね。」と声をかけられるも、タオルを片手ににぎりまくるという感じでした。
痛みでなかなか寝付けないし、足も棒のように重くて。腰から下が自分の身体じゃないような感覚。
自己血300mlを戻してもらいつつ、水分の点滴に痛み止めと眠れる薬も入れてもらって夜中3時くらいから3時間くらい眠れました。
翌日はロキソニンによる痛み止めも徐々に効いてきましたが、トイレに移動するのにも激痛。でも動いた方が回復も早く癒着の防止にもなるということで頑張って動くようにしました。
腹筋が痛いので、ベッドから起き上がったり、体勢を変えたり、膝をあげるのに一苦労。こんな動作に腹筋って使ってるのねと。(膝をあげるときは、手で足を持ち上げないと上がらない)
あと、ガスもお通じも3日くらい出なかったのがつらかったです。
下剤を処方してもらって出しました。たぶん、腹筋に力を入れると痛むのが恐怖で精神的に出なくなってたんだと思います。
そんなこんなで人生初の開腹手術でした。